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数学I・A 第1問模範解答

[1]問題

方程式
2(x-2)2=|3x-5|・・・@
を考える。

(1) 方程式@の解のうち,x<(5/3)を満たす解は
x=(ア),(イ)/(ウ)
である。

(2) 方程式@の解は全部で(エ)個ある。その解のうち最大のものを
αとすると,m≦α<m+1を満たす整数mは(オ)である。
[1]解答

まず絶対値の中が正のとき,負のときとで分けて考える。
絶対値の中が正のとき
2(x-2)2=3x-5
2x2-8x+8=3x-5
2x2-11x+13=0
となる。これでxの解を求めると
x={11±√(112-4・2・13)}/(2・2)
となり√の中を計算すると√は√17となり整数に直すことはできない。
問題と照らし合わせると,xの解は√になりえない。
絶対値の中が負のとき
2(x-2)2=(-3)x-5
2x2-5x+3=0
となる。これでxの解を求めると
x={5±√(52-4・2・3)}/(2・2)
となり√の中を計算すると√は√1=1となり
x=(5±1)/4=1,3/2
よって(ア)1(イ)3(ウ)2

(2)方程式@の解は絶対値が正のとき,負のとき,それぞれ2つずつ
あるので解は全部で4つである。
αは解の最大であり
α=(11+√17)/4
4<√17<5であるから
3<α<4となりm=3となる。
よって(エ)4(オ)3
[2]問題
集合A,B,を
A={n|nは10で割り切れる自然数}
B={n|nは4で割り切れる自然数}
とする。
(1)次の(カ)と(キ)に当てはまるものを,下の0〜3のうちから
一つずつ選べ。
自然数nがAに属することは,nが2で割り切れるための(カ)。
自然数nがBに属することは,nが20で割り切れるための(キ)。
0:必要十分条件である
1:必要条件ではあるが,十分条件ではない
2:十分条件ではあるが,必要条件ではない
3:必要条件でも十分条件でもない

(2)次の(ク)〜(コ)に当てはまるものを,下の0〜7のうちから
一つずつ選べ。
C={n|nは10と4のいずれでも割り切れる自然数}
D={n|nは10でも4でも割り切れない自然数}
E={n|nは20で割り切れない自然数}
とする。自然数全体の集合を全体集合とし,その部分集合Gの補集合を
Gバーで表すとき
C=(ク),D=(ケ),E=(コ)
である。
0:A∪B 1:A∪Bバー 2:Aバー∪B 3:(A∪B)バー
4:A∩B 5:A∩Bバー 6:Aバー∩B 7:(A∩B)バー
[2]解答
(1)この問題を解くためには,必要条件と十分条件の違いを理解する
必要がある。
AであることはBであることの0〜3。
・十分条件とは・・・Aが成り立てばBもなりたつ
・必要条件とは・・・Bが成り立てばAもなりたつ
このことを理解すればこの問題は簡単なものである。

自然数nがAに属することは,nが2で割り切れるための?
Aは10で割り切れる自然数である。10は2で割り切れるため,10で割り
切れるなら2でも割り切れる。
10で割り切れることは,2で割り切れることを証明するものである。
つまり,十分条件が成り立つ。
逆に2で割り切れたとしても,10で割り切れるとは限らない。
2で割り切れることは,10で割り切れることの証明にはならない。
つまり,必要条件は成り立たない。
よって(カ)2

自然数nがBに属することは,nが20で割り切れるための?
Bは4で割り切れる数字である。
4で割り切れたとしても,20で割り切れるとは限らない。
4で割り切れることは,20で割り切れることを証明するものではない。
つまり,十分条件は成り立たない。
20は4で割り切れるため,20で割り切れるものは4でも割り切れる。
20で割り切れることは,4で割り切れることを証明するものである。
つまり,必要条件は成り立つ。
よって(キ)1

(2)この問題をは,∪,∩,バーの意味が分かっていれば簡単な問題。
∪は,少なくともどちらかは成り立つことを意味する。
例)A∪B:AかB少なくともどちらかは成り立つ。
∩は,どちらも成り立つことを意味する。
例)A∩B:AとBの両方とも成り立つ。
バーは,否定を意味する。
例)Aバー:Aに属さない。
例)Aバー∩B:Aには属せずにBには属する。

Cは,10で割り切れるためAに属し,4でも割り切れるのでBにも属する。
つまり,A∩Bとなる。

Dは,10で割り切れないためAに属さず,4でも割り切れないためBにも
属さない。これはAかB少なくともどちらかには属していることを否定
していることにもなる。
つまり,(A∪B)バーとなる。

Eは,20で割り切れないので,10で割り切れるかどうかわからず,4で
割り切れるかどうかもわからない。しかし,10と4の両方で割り切れる
ことはないため,AとB両方に属していることはあり得ない。
つまり,(A∩B)バーとなる。
よって,(ク)4(ケ)3(コ)7